土地改良事業
土地改良事業とは

農業にとって基本となる土地と水の利用化を図るためのものであり、具体的にはかんがい排水施設を造ったり、農用地を造成したり、ほ場整備を行ったりする「建設事業」と、それによって造成された施設を「管理事業」からなっています。また、土地改良事業には、農用地の集団化を図る交換分合(区画整理)も含まれています。
事業の性格
土地改良事業には、水の流れや土地について国や地域からみて重要な食料生産基地を造るという「公共的性格」を持っていますが、他方、それぞれの農家の生産性を高めるという点で「私益的性格」も備えています。
事業の参加者
土地改良事業は、原則として耕作者を土地改良区の組合員とし事業の参加者としています。
土地改良区
土地改良事業の中心的な実施主体である「土地改良区」は農業者の自発的な意思を基礎に2/3以上の同意による関係農業者全員の参加を前提として土地改良事業を円滑に行うように組織された団体です。また、土地改良区は建設事業から管理事業まで一貫して土地改良事業を行うことができます。
土地改良事業の種類
ほ場整備
生産性の高い農業を確立するため、その基盤となる大規模ほ場の整備を図るとともに、効率的で安定した農業経営を目指す地域農業の担い手に優良農地の保全・確保及び農地の集積を図る事業です。
農道整備
農作業機械の移動や農産物の運搬の効率を高めるための道路の整備を図るとともに、地域住民の生活道路としても役立つ農道を整備する事業です。
かんがい排水施設の整備
農地でいつでも必要なときに無駄なく水を使うことができるようにするため、用水路などの整備や大雨の時に水田から川へ雨を流すための排水路などを整備する事業です。
ほ場整備
ほ場整備事業は、農地と用排水路、農道等を農作業がしやすいように一体的に整備するとともに、換地を効果的に取り入れ、零細で分散していた農地を集団化することで、効率的な営農ができることを目的としています。また、ほ場整備に併せて非農用地の創設や再配置を行なうことによって、地域の計画な土地利用が可能となるなど、農村地域の総合的な社会資本整備の役割も果たしています。東御市においては、平成14年度現在水田の整備率は58.5%、畑は3%となっています。
主なほ場整備事業
県営ほ場整備事業(滋野地区)

水田 140ha 畑 39ha
桜井、大石、中屋敷、別府、原口、新張、片羽
県営ほ場整備事業(東部中央地区)

水田 130ha 畑 19ha
出場、東町、西宮、新屋、東上田、県、田中、常田、加沢、金井
県営土地改良総合整備事業(和地区)

水田 68ha 畑 19ha
田沢、大川、栗林、曽根
県営ほ場整備事業(上八重原地区)
水田 67.4ha
県営ほ場整備事業(中八重原地区)
水田 65ha
農林課耕地林務係
電話:0268-64-5898 | ファクシミリ:0268-64-5881
メール:nousei@city.tomi.nagano.jp
更新日:2019年8月29日