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害虫と農薬

害虫について

アメリカシロヒトリ

「アメリカ白灯盗」の名が示すように、海外からの侵入害虫の一つです。アメリカシロヒトリの幼虫は、6月ごろから7月にかけての一化期と、8月中ごろから9月にかけての二化期の2回、卵からかえります。

幼虫はクルミ、クワの木など、多種類の樹木を食い荒らします。若齢の幼虫はクモの巣状のテントを作り集団で生活し、巣網中の葉がなくなると他に移動して食害します

市では例年6月から9月まで防除対策として防除機械の貸し出しなどを行うほか、公共施設や特に高い木の防除を行っています。

クスサン

成虫は開張100mm以上、幼虫は体長80mmにも及ぶ大型の毛虫で、青白色の胴部全体が長い白毛で覆われるため、別名「シラガダユウ」「シラガタロウ」と呼ばれ、クリやサクラ、イチョウなどの木につきます。

この幼虫が葉を暴食し、発生の多いときには樹を丸坊主にするほどの被害を与えます。

農薬について

農薬は、農薬取締法という国の法律によって、登録の制度を設け、販売や使用等の規制が行われています。

農薬は、この法律によって定義されていますが、第一条の二に次のように述べられています。

  1. この法律において「農薬」とは、農作物(樹木及び農林産物を含む。以下「農作物等」という。)を害する菌、線虫、ダニ、昆虫、ネズミその他の動植物又はウイルス(以下「病害虫」と総称する。)の防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤その他の薬剤(その薬剤を原料又は材料として使用した資材で当該防除に用いられるもののうちで政令で定めるものを含む。)及び農作物等の生理機能の増進又は抑制に用いられる成長促進剤、発芽抑制剤その他の薬剤をいう。
  2. 前項の防除のために利用される天敵は、この法律の適用については、これを農薬とみなす。

法律の条文はわかりにくいと思いますが、農薬には一般的に考えられている「水に溶いて散布する薬剤」ばかりではなく、最近話題となっている天敵や特定の害虫のみに作用する微生物農薬、その他昆虫のフェロモンなども含まれます。

最近は、このような農薬が増加する傾向にあります。

住宅地付近における農薬の使用について

農薬は、飛散することで人や動物に危害を及ぼす恐れがあります。最近全国の学校や保育所、病院、公園街路樹、住宅地周辺などで使われる農薬の飛散が、周辺住民や子供などの健康に心配されています。

住宅地内及び住宅地に近接した農地(市民農園や家庭菜園を含みます)で栽培している農作物や樹木などに農薬を散布する方は、次のことを守り、農薬が飛散して周辺の住民に健康被害を及ぼすことのないよう注意してください。

  1. 周囲に影響が少ない時間帯を選び、風がないときや弱いときに最小限の範囲にとどめて行い、風向きや散布方向などに注意してください。
  2. 食用としない樹木などへの散布であっても、農薬取締法に基づいて登録された農薬を、ラベルに記載されている使用上の注意を守って使用してください。
  3. 周辺の住民に対して、事前に農薬の使用目的・散布日時・使用農薬の種類等について連絡し、散布作業時には立て看板の表示などで散布区域内に他の者が入らないように気をつけてください。特に,近くに学校や通学路などがあり、農薬散布時に通行が予想される場合には,当該学校や子供の保護者などに連絡してください。
  4. 農薬を使用した年月日・場所・農薬の種類又は名称・希釈倍率,対象植物などを記録し、一定期間保管してください。

お問い合わせ先
農林課農政係
電話:0268-64-5894|ファクシミリ:0268-64-5881
メール:nousei@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2019年8月29日

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