特定外来生物(植物)について
特定外来生物(植物)とは?
本来の生息地、生育地以外の地域から運ばれてきた生物のことを「外来生物」と呼び、その中でも生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼす恐れがあるものを外来生物法により「特定外来生物」と定められております。
特定外来生物は飼育・栽培・保管・運搬・譲渡などが禁止されており、違反した場合は罰則が科せられます。
市内に繁茂する特定外来生物(植物)
市内では以下の特定外来生物(植物)が多く繁茂し、市独自の生態系に影響を及ぼしています。
その中の3種類の特徴と駆除方法をご紹介しますので、自宅周辺で見かけた際は駆除にご協力ください。
アレチウリ
特徴 | |
生育速度が非常に速いつる性植物で長さ数m〜数十mになり、他の植物に被さるように成長し、枯らしてしまう。 同じつる性植物の葛(くず)に似ているが、アレチウリは葉の形が角ばっており、きゅうりなどと同じ巻きひげがある。 | |
駆除方法 | |
種が付く9月前に抜き取り、刈り払い、除草剤での継続的な駆除が推奨される。 |
アレチウリへの除草剤散布は以下の散布ガイドに沿って実施してください。
オオキンケイギク
特徴 | |
キク科できれいな花を咲かせるが、強い生命力で他の植物を駆逐してしまう。 コスモスなどに似ているが、花弁の先端は不規則に4〜5つに分かれており、花の中央も同じ色をしている。また、細長いへら状の葉が根元に近い位置から生えている。 | |
駆除方法 | |
根を残すとまた生えてきてしまうため、抜き取りによる継続的な駆除が推奨される。 |
オオハンゴンソウ
特徴 | |
高さ0.5〜3m程度にまでなり、直径6〜10cm程の黄色い花をつける。その背の高さ、生命力から他の植物を駆逐してしまう。 上部の葉は短い柄で葉も分かれておらず、下部の葉には長い柄があり、ヨモギのように5〜7つに分かれている。 | |
駆除方法 | |
根を残すとまた生えてきてしまうため、抜き取りによる継続的な駆除が推奨される。 |
駆除した際の注意点
駆除した植物を処理業者へ持ち込む際には、種や根によって拡がらないよう、ゴミ袋などで密閉すること、しっかりと枯らしておくことに注意してください。
市内に繁茂する外来生物(植物)
市内には上記の特定外来生物(植物)の他にも、その強い生命力、繁殖力から他の植物を駆逐してしまう植物が繁茂しています。
こちらも自宅周辺で見かけた際は駆除にご協力ください。
ニワウルシ
特徴 | |
生育速度が非常に速く、1年で1〜1.5mにもなる。また、種子生産能力が高く、風に乗り遠くまで種子が拡がるとともに、地下の根からも芽を出す。 この早い成長と生育範囲の拡大により他の植物を駆逐してしまう。 | |
駆除方法 | |
刈り払いや伐採、伐採後に切り株へ除草剤を散布などの継続的な駆除が推奨される。 |
本ページの写真は下記のホームページより転載・加工をしています。
【環境省】http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html
【長野県】http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/gairai.html
※長野県版外来種対策ハンドブックはこちらからご確認ください。
生活環境課生活安全係
電話:0268-64-5896 | ファクシミリ:0268-63-6908
メール:seikan@city.tomi.nagano.jp
更新日:2023年6月29日