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東御市交通システム導入の経過

東御市公共交通のあり方の検討

 バスの廃止と新交通システム導入までの経過東御市内のしなの鉄道及び路線バス(注)を除く公共交通は、廃止路線代替バス(4路線8系統)、市営バス(2路線8系統)、巡回バス(曜日変更4路線)、小・中学生用契約バスなどが混在して運行され、路線や曜日によって変化する時刻が複雑になっていることもあり、特に日中は利用客がほとんどいないという極めて非効率で、費用対効果が低い仕組みになっていました。

 これは、路線バスが採算割れにより次々と廃止されて、代わりに代替バスや巡回バスを自治体が運行するようになったことや、合併により別々であった旧町村の仕組みが加わったことにより、更に複雑になったことなどによるもので、合併協議においても交通システムの整理統合が大きな課題となっていました。

 市では、平成17年度に交通システムの検討委員会を設置し、東御市の交通システムのあり方について共に検討を重ねた結果、平成17年12月に委員会から新たな交通システムへ移行すべきとの提言を受けました。

(注)路線バス/高速東京線、特急長野線、佐久上田線、湯の丸高原線

東御市交通システムの基本方針

市では、委員会の提言を受けて、平成18年4月、次のとおり交通システムの基本方針を決定しました。

(1)廃止路線代替バス、市営バス、巡回バスなどの運行を発展的解消して、交通システムを構築し運行するものとする。

(2)交通システムは、朝夕の通勤通学の時間帯と昼間の時間帯に大分して、次の二つの運行方式を組み合わせるものとする。

ア 朝夕の通勤通学時間帯は、定時定路線での運行方式とする。

イ 昼間の時間帯については、需要に応じて戸口から戸口へと送迎する運行方式(デマンドシステム)とする。

(3)運行主体については、経費削減と柔軟な運行体制を図る観点から、公的団体を選定し、システム構築経費及び運行経費の欠損分について応分の財政支援(補助金の交付)を行うものとする。また、運行主体には、運行事業者との委託契約に当たり、十分な連携、調整を要請する。

(4)運行システム、運行時間、運行車両及び料金等については、「東御市交通システム運行計画策定委員会」を組織し、市民の意見を更に反映して、決定するものとする。

(5)交通システムの構築に際しては、その進捗状況と決定事項を早期に市民に周知し、利用拡大に努めるものとする。

運行主体の選定

市民、とりわけ交通弱者である小中学生や高齢者のための公共交通の確保、市内地域の振興及び活性化、田中商店街を中心とした商業振興などの観点から、交通システムの運行主体として、公的団体である東御市商工会を選定しました。
市商工会は民間活力により交通システムの運行を行い、市は運行経費に係る欠損について補助金を交付することで、交通の公共性を保つこととしました。

東御市交通システムの運行時期及び現行運行の廃止

廃止路線代替バス、市営バス、巡回バスなどの運行をしながら、交通システムの構築及び運行準備を行い、デマンドシステムについては平成18年9月から試行運行、10月本格運行することとしました。合わせて、廃止路線代替バスなどの現行運行は9月末日をもって全て廃止し、10月2日から交通システム(朝夕の定時定路線バス運行及び昼間のデマンドシステム)に完全移行しました。

東御市交通システム運行計画策定委員会

平成18年5月10日に運行計画策定委員会(委員19名)を設置し、交通システムの概要(定路線バス、運行回数、デマンドシステムの仕組みなど)について協議し、合わせて市役所、商工会、システムコンサルタント、運行業者による実務協議を重ねて、事項の運行内容を決定しました。

その他

デマンド交通は、長野県下では富士見町、安曇野市堀金地区、上田市武石地区に次ぐ4番目、全国では26番目の導入で、「とうみレッツ号」はエリア人口、面積、エリア数規模(約31,000人、面積112キロ平方メートル、5エリア7台配置)から見ると、全国でも最大規模(平成18年10月現在)となります。

署名

商工観光課商工労政係
電話:0268-64-5895 | ファクシミリ:0268-64-5881
メール:syoko-kanko@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2019年9月24日

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