大規模地震に備える
■長野県内で予想される大規模な地震
長野県内には、地震の危険度が高いとされる多くの活断層があります。平成27年3月に長野県が公表した『第3次長野県地震被害想定調査報告書(リンク県ホームページへ)』では、市内において最大震度6弱が想定されています。
【図1】活断層帯の位置と全てのケースによる地震の震度分布を重ね合わせた最大震度分布(pdf 465kb)
■東御市に予想される影響や被害
市内に最も大きな影響を及ぼす地震は「糸魚川―静岡構造線断層帯(全体)」で、人的被害70人余り、建物被害320棟が想定されています。
(表1)想定する地震ごとの市内の被害状況
想定地震 | 糸魚川-静岡線 (全体) | 糸魚川-静岡線 (北部) | 南海トラフ (陸側) | 糸魚川-静岡線 (南側) | 想定 東海地震 |
計測震度 (最大) | 6弱 | 5強 | 5強 | 5弱 | 5弱 |
建物被害 | |||||
全壊棟数 (液状化) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
半壊棟数 (液状化) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
全壊棟数 (揺れ) | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 |
半壊棟数 (揺れ) | 270 | ※ | 0 | 0 | 0 |
全壊棟数 (土砂災害) | 10 | ※ | ※ | 0 | 0 |
半壊棟数 (土砂災害) | 30 | ※ | ※ | 0 | 0 |
火災 (焼失) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
人的被害 | |||||
死者数 | ※ | ※ | ※ | ※ | 0 |
負傷者数 | 50 | 20 | 30 | ※ | 0 |
重傷者数 | 20 | ※ | ※ | ※ | 0 |
避難者数 | 1,260 | 60 | 60 | ※ | 0 |
ライフライン被害 | |||||
上水道断水 人口 | 18,640 | 3,750 | 3,650 | 30 | 0 |
下水道支障 人数 | 17,100 | 4,700 | 4,640 | 1,690 | 1,670 |
都市ガス供給 停止戸数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
停電軒数 | 8,640 | 1,830 | 1,790 | 20 | 0 |
想定地震 | 長野盆地西縁 断層帯 | 伊那谷断層帯 | 木曽山脈西縁 断層帯 | 境峠・神谷 断層帯 | 阿寺断層帯 |
計測震度 (最大) | 5弱 | 4 | 4 | 4 | 3 |
建物被害 | |||||
全壊棟数 (液状化) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
半壊棟数 (液状化) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
全壊棟数 (揺れ) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
半壊棟数 (揺れ) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
全壊棟数 (土砂災害) | ※ | 0 | 0 | 0 | 0 |
半壊棟数 (土砂災害) | ※ | 0 | 0 | 0 | 0 |
火災 (焼失) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
人的被害 | |||||
死者数 | ※ | 0 | 0 | 0 | 0 |
負傷者数 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 |
重傷者数 | ※ | 0 | 0 | 0 | 0 |
避難者数 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ライフライン被害 | |||||
上水道断水 人口 | 1,420 | 0 | 0 | 0 | 0 |
下水道支障 人数 | 2,810 | 1,670 | 1,670 | 1,670 | 1,670 |
都市ガス供給 停止戸数 | 3,070 | 0 | 0 | 0 | 0 |
停電軒数 | 690 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※わずか |
■地震に備える
地震の発生を予測することは困難です。地震が発生したときも慌てず、自分や家族の身を守るため、ご家族やご近所で定期的に訓練を実践することが重要です。また、地震による負傷原因の30~50%は家具の転倒や落下などによることから、転倒・落下・移動防止対策を行っておきましょう。
◆緊急地震速報について
緊急地震速報は、各地での強い揺れの到着時間や震度を予測し、可能な限り(揺れる前に)お知らせするものです。
気象庁の発表により、テレビやラジオ、スマートフォンなどを通じて知らされます。
(表2)震度階級ごとの揺れの状況
震度 | 揺れなどの状況 | 強さ |
7 | 耐震性の低い木造建物は傾く物や倒れる物が多くなります。耐震性の高い建物でもまれに傾くことがあります。 耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物では、倒れる物が多くなります。 | 強い 弱い |
6強 | はわないと動くことができず、飛ばされることがあります。固定していない家具のほとんどが移動し、転倒する物が多くなります。 大きな地割れが生じたり、大規模な地滑りや山体の崩壊が発生することがあります。 | |
6弱 | 立っていることが困難になります。固定していない家具の大半が移動し、倒れる物もあります。壁のタイルや窓ガラスの破損、落下や耐震性の低い木造建物は瓦が落下します。 建物が傾いたり倒れたりすることもあります。 | |
5強 | 物につかまらないと歩くことができません。棚の食器や本などの落下物が多くなり、補強されていないブロック塀などが崩れることがあります。 | |
5弱 | 大半の人が物につかまりたいと感じます。棚の食器や本などが落下、固定していない家具が移動、不安定な物が倒れることがあります。 | |
4 | ほとんどの人が驚きます。電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、据わりの悪い置物が倒れることがあります。 |
総務課防災係(東御消防署内)
電話:0268-62-0119 | ファクシミリ:0268-63-6119
メール:syobo-bosai@city.tomi.nagano.jp
更新日:2021年9月13日