市指定有形文化財 両羽神社神像
名 称
もろはじんじゃしんぞう
種 別
市有形文化財
指定日
平成24年10月17日
構造・規模
五体の神像の内、三体は高さ19~21cm・幅18~24cm、いずれも一木造りである。(部分的に張り合わせが認められる。)
貞保親王像と伝えられているものは、高さ86cm・幅67cm、船代像と伝えられているものは、高さ65cm・幅52cmを測る。二体は寄木造りで、腕の先端部を欠失する。
指定理由
北御牧の宮区にある両羽神社の本殿内の最上段に祭神である天照大御神、天児屋根命、天太玉命の三柱を神像化した小型の3体の神像があり、1体が男像、2体が女像であり。その女像1体の底部には鎌倉時代末期(1311~1312)もしくは室町時代(1431)とみられる年号の墨書があり、神像の製作年代が記されている大変古く貴重な神像である。
2段目には、望月氏の祖とされる善淵王(よしぶちおう)あるいは貞保親王(さだやすしんのう)像と、渤海人(ぼっかいじん)船代(ふなしろ)像であると伝えらる大きな像があり、望月氏のルーツを知る上で大変貴重な像である。
渤海とは古代の朝鮮半島北部にあった国で、望月の牧の運営のために馬の飼育技術者が渡来してきたとも言われている。
所在地
両刃神社 東御市下之城169-1
文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp
更新日:2025年3月31日