ホンドオコジョ・ホンシュウモモンガ
ホンドオコジョ
ホンシュウモモンガ
天然記念物(哺乳類)・県指定
長野県指定の天然記念物になっている哺乳類は、ホンシュウモモンガとホンドオコジョですが、この2種とも市内に生息するとされています。しかし、モモンガもオコジョも、一般の人の目にふれる機会が極めて少ない生態のため情報が少なく、現在のところ本当に市内に生息するか不明、と言った方が良いかもしれません。オコジョは、亜高山帯から高山帯にかけて生息します。冬季には、もう少し標高の低い所まで降りてくるようです。湯の丸高原で見かけたと言われていますが、どのくらいの数が生息しているかなど、ほとんどわかっていません。
かわいい顔をしていて、体型は胴長で短足です。これは、オコジョが肉食で、餌となるネズミやミミズを、岩のすき間や穴の中に入ってとらえるのに都合のよい体つきになったためだと考えられます。夏季は背面チョコレート色・腹面白色のツートンカラーですが、冬季は全身まっ白になります。ただし、尾の先端だけは四季を通して黒色で、これがオコジョの外観の大切な特徴の一つです。
一方、モモンガは、ムササビとよくまちがえられますが、ムササビより小型で、その数も少ないようです。滋野地区での記録があるようですが、現在も本当に市内に生息するか、はっきりしていません。一般にムササビが低地、モモンガが高地という形で分布が分れていますが、市内でそうした区分がみられるかどうかも、わかっていません。
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更新日:2023年3月31日