ヤマネ・イヌワシ
ヤマネ・イヌワシ
天然記念物・国指定
国指定の天然記念物で、市内に生息するのはヤマネです。ヤマネは、げっ歯目という、いわゆるネズミやリスなどの仲間に属しますが、ヤマネ科は一族一種で日本の特産種(北海道にはいない)です。ネズミと同じぐらいの大きさですが、胴の断面は平べったくかまぼこ型をしていて、樹上生活に適した体型となっています。また、ヤマネは尾の先端まで体毛に覆われていて、裸の尾をもつネズミとはこの点で大きく異なります。体毛は茶色で、背中の真中に一本の黒いたて線模様が入っています。
普段は夜行性のため、ほとんど人目にふれることはありませんが、昆虫や果実を食べて生活しています。木の幹をはうように行動し、1mぐらいなら、枝から枝へと飛び移ることもできます。 冬になると頭を体の中に入れ「の」の字のような形をつくり、木の樹洞(じゅどう)などで冬眠しますが、その姿がマリを連想させることから、「マリネズミ」とも呼ばれます。かつて滋野に生息したという報告があるようですが、現在市内のどこにどのくらい生息するか、ほとんどわかっていません。
また、イヌワシについては東御市での確かな生息情報はまだありませんが、近隣の菅平高原や浅間山で確認されていることから、東御市が行動範囲である可能性も考えられます。
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更新日:2023年3月31日