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宮ノ入のカヤ

 

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宮ノ入のカヤ(みやのいりのかや)

天然記念物・県指定

昭和40年4月30日指定

このカヤの木(雌株・めかぶ)は、幹の目通り周囲が約6.5mにもおよび、県下で最も太いと言われています。10月にはアーモンド状の実をつけます。樹高は約18mほどありますが、2mくらいの高さの所で幹は多数の枝に分岐し、上下左右、四方八方に伸びているため、全体が球状の美しい樹形を形成しています。樹冠面積も約20㎡ほどになり、各枝の先々まで春には新葉をつけることから、樹勢は現在でも極めて旺盛です。
この木は、中世にこの付近一帯を領有していた祢津氏の館の庭園木であったと言い伝えられており、木の南側にはその名残を示す池跡もみられます。これらの事実から推測すると、このカヤの木の推定樹齢は、少なくとも600年以上ということになりますが、地元では、700年とも1000年とも言われており、時には神木化され「カヤの木様」として崇拝の対象ともなっています。
戦前までは、この木の実を煎じて飲むことで、蛔虫(かいちゅう)等の駆除をしたり、炒って食用にしたりしていたようですが、現在その実を拾う人はほとんど見られません。

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所有者 建事神社

所在地 東御市祢津2358

  更新日:2023年3月31日

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