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親経塚

 

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親経塚(しんきょうづか)

市史跡

平成16年3月25日指定

御牧原の北部土堂地籍に所在する。明治11年(1878)の「下之城村村誌」には、「御牧原の内、字土堂に大塚一つ、親経塚と称す。側に二つ塚あり。其の他小塚数多し」とあるように、かつては、親経塚(大塚)を基点に東に向かって小塚18基が直線に並び、北西に向かって36基が同様に直線に並んでいたといいます。現在、これらの塚は道路の拡幅や開墾によりほとんどが破壊され確認もできず、親経塚と思われるものと他に1基が残されているだけです。
現存する親経塚(大塚)の上に、正面に文字とも見える刻み痕が認められる石碑が1基建っています。数多くあった塚が、御牧時代に馬の飼育・調教のために朝鮮半島などから渡来した人々の墓であり、この石碑は墓石あるいは何らかの記念碑ではないかという説もあります。
平安時代の後期に末法思想の広がりとともに、貴族社会を中心に経典を納めた筒(経筒)を土中に埋めることが流行しました。それが経塚です。やがて後世に伝わり、地方でも行われるようになりました。その数の多さからそれらのすべてが経塚だとすることはできないでしょうが、経塚の可能性がまったくないとも言えません。しかし、野馬除の土手に沿うようにあったものもあるので、望月牧に関連する何らかの遺構とする考えも説得力があります。

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所有者 東御市

所在地 東御市御牧原北部4005-2他

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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