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狐山古墳

 

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狐山古墳(きつねやまこふん)

市史跡

昭和62年2月18日指定

所沢川の扇状地扇央部西寄りの出場区西端から「サンファームとうみ」西側へ通じている道を200m程登った道脇にあります。この古墳の近くには、上の原古墳・下金山(しもかなやま)古墳・上金山(かみかなやま)古墳 ・塚原古墳群などがあります。
ほ場整備工事に先立ち、昭和59年(1984)に発掘調査が行われました。調査終了後に破壊されてしまう計画でしたが、関係者のご理解により墳丘(ふんきゅう)が保存されました。
封土の多くは流出していましたが、調査の結果、東西約7.8m・南北約8.3m・高さは南側約2.3m・北側約1mを測りました。墳丘の北側半分に巡らされていた周溝(しゅうこう)から推定すると、直径約8mのほぼ正円形の小型円墳であったと考えられます。
全長約3.9m・最大幅約1.55mの両袖型横穴式石室は、ほぼ南へ開口しており、奥壁には高さ約1.7mの巨石が建てられています。玄室と羨道の側壁は左右とも基礎に2個の大石を据え、その上に扁平な石を平積みにしてあります。 
石室内部からは刀子3・骨片・歯、周囲からは土師器(はじき)・須恵器(すえき)の破片がわずかに出土しただけで、時期を決める確証は得られませんでしたが、石室の設計に宋尺(1尺=25cm)を使用して6尺を基準としたことが判明し、7世紀中ごろまでには築かれたものと推定されます。

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所有者 団体

所在地 東御市鞍掛・祢津151-1

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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