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中曽根親王塚古墳

 

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中曽根親王塚古墳(なかそねしんのうづかこふん)

長野県史跡

昭和37年7月12日指定

千曲川右岸の第二河岸段丘上に造られており、墳丘の基底部各辺が51~53m前後、墳頂部(ふんちょうぶ)各辺が約11m・高さ約12mという県下最大の方墳です。内部主体は未発掘ですが、地中レーダー探査により墳頂部に竪穴式石室があることが確認されています。
墳丘の北稜付近(石柱が建てられている場所の周辺)には、古墳の裾から中腹まで河原石が見られる部分があり、葺石(ふきいし)の一部と考えられます。正式な発掘調査が行われていないのではっきりしませんが、築造当時は全面に葺石が施されていたと考えられます。
昭和43年(1968)に周湟(しゅうこう)確認調査と測量が行われ、古墳の周囲に幅12~20mの周湟を持つことが確認されました。(現在、植木を仮植している場所と芝生地の一帯が周湟とほぼ一致します。)平成24年(2012)と平成25年(2013)にも確認調査と空中写真測量、地中レーダー探査が行われました。また、埴輪片も多数発見されており、それらは、5世紀前半のものと考えられています。埴輪以外の出土品は全く知られていないので、古墳の築造年代は埴輪の様子から、5世紀前半と想定されています。
近くに右近塚古墳・刀塚古墳などがありましたが、右近塚古墳は国道開設時、刀塚古墳は住宅の建設時に破壊されました。

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所有者 曽根区

所在地 東御市和1104

  更新日:2023年3月31日

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