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戌立石器時代住居跡

 

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戌立石器時代住居跡(いんだてせっきじだいじゅうきょあと)

国史跡

昭和8年2月28日指定

戌立石器時代住居跡は、西沢川と大石沢川にはさまれた丘陵地にあります。
昭和5年(1930)、小規模な発掘を行ったところ、敷石(しきいし)のある竪穴住居跡(たてあなじゅうきょあと)や炉跡の他に、 獣骨片・土器類・磨製石斧(ませいせきふ)・石鏃(せきぞく)など多数の遺物が発見されました。隣接の「寺の浦遺跡」 (てらのうらいせき・現小諸市井子)と共に昭和8年(1933)文部省の指定史跡となりました。この時、遺跡の破壊を防ぐのを兼ねて、復元家屋が建てられました。発掘された遺構に復元施設を設けたのは日本で最初のものと言われ、全国から注目を集めましたが、落雷によって焼失してしまいました。
昭和58年(1983)、59年にわたって、遺跡範囲確認調査が行われました。その結果、文部省の指定史跡(約435㎡)となった石器時代住居跡をほぼ中心として、東御市分で約63,000㎡、小諸市にわたる部分まで含めると、80,000㎡以上におよぶ大遺跡であることが明らかになりました。
この遺跡は、縄文時代中期から後期中頃までの遺跡と考えられています。この一帯は、日尻沢の谷口にあたる扇状地で、南面するゆるい傾斜面です。日当たりがよく乾燥地ですが、 近くに川が多く、生活水を得やすい便利な居住地だったと思われます。
なお、現在の復元家屋は、昭和63年(1988)に地元の人々により再度復元されたものです。

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所有者 天照寺

管理者 個人

所在地 東御市滋野乙3464-1(原口)

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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