1. トップページ>
  2. 市民向け情報>
  3. 教育・文化・スポーツ>
  4. 文化財>
  5. 加沢の念仏講

加沢の念仏講

img20220621_00025216

加沢の念仏講(かざわのねんぶつこう)

市無形民俗文化財

平成6年1月24日指定

加沢区の所沢川沿いに念仏堂があります。そこで毎年大寒に念仏が行われています。これは古く江戸時代に始まったと言われ、戦後一時途絶えましたが、昭和25年(1950)に再開され、現在も続けられています。
「南無阿弥陀仏」の念仏を百万遍(ひゃくまんぺん)唱えることにより、村から諸々の災難を除こうと、年寄たちが先達になって朝から夕方まで唱え続け、数日後百万遍唱え終わると、阿弥陀堂墓地入口にある百万遍供養塔に、代表者が寒念仏の終わったことを報告し、さらに、仏の加護をお願いします。
現在は、各支区順繰りに当番になり、女性たちの先達により大寒の一日を選び、念仏堂に区民が集まり、昔と同じように念仏三昧の時を過ごしています。また、区内にお葬式があった夜、その家に女性たちが集まって念仏を唱え、仏の霊を慰めています。
念仏に使われている仏具として、大数珠、大鉦(おおかね)、小鉦6個があります。そのほかに、念仏を唱えた数を数えるための木札もあります。

img20220621_00040546

img20220621_00052356

所有者 加沢区

所在地 東御市加沢

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

▲このページの先頭へ