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東町の歌舞伎舞台

 

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東町の歌舞伎舞台(ひがしまちのかぶきぶたい)

長野県有形民俗文化財

平成2年2月19日指定

寛延四年(1751)銘「踊大小入」の木箱が残されていることや、この舞台の東北方約500mの地に「えんぎ場」と言い伝えられているところがあることなどから、そのころから当地では歌舞伎が演じられていたと考えられます。日吉(ひよし)神社境内に建つこの舞台は、嘉永年間の記録によると「文化14年(丁丑年)(1817)」の建立とありますので、西宮の舞台より1年遅れて建てられました。
間口8間(約14.5m)、奥行5.5間(約10m)の切妻造木造平屋建で、屋根は現在は桟瓦葺きです。舞台床面は、直径3間(約5.4m)の回り面となっており、その中心の奈落部分で、心棒に交差した腕木を押し回して回転させる仕組みになっています。なお、「セリ上ゲ」 は2か所にあり、「セリ分ケ」・「セリ出シ」・「田楽返し」の装置や、背後には遠見用の窓などが考えられており、舞台前の階段状の広い桟敷席(見物席)と合せて、農村歌舞伎の発達史の上からも、貴重な舞台と言われています。
現在も、東町歌舞伎保存会を中心として、歌舞伎上演が続けられており、地元の小学生たちもこの舞台で、子ども歌舞伎や地域に伝わっている民話・伝説を児童劇として上演し、 伝統芸能の継承・創造に一役かっています。
平成8年(1996)9月には、西宮の歌舞伎舞台とともに「第7回全国地芝居サミット・イン・とうぶ」の主会場となりました。

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所有者 東町区

所在地 東御市祢津1348-19

  更新日:2023年3月31日

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