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両羽神社経筒

 

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両羽神社経筒(もろはじんじゃきょうづつ)

市有形文化財・考古資料

平成17年12月1日指定

昭和31年(1956)、下之城・宮の両羽(もろは)神社境内を整地して六合(ろぐごう)神社を建てる工事の際に、 この経筒(きょうづつ)が出土しました。蓋や外容器は発見されていません。高さ18㎝の青銅製で、周囲に十一行にわたって線刻の文字があります。

奉如法書写

妙法蓮華経 一部

文安二年八月廿九日

願主 幸覚

   正信女

施主 道慶

大工 海阿

宥海 澄祐 重仙 弘海

雄算 順海 亮慶 雄信

光秀 伏誉 良伏 秀算

幸祐 幸秀 秀  

ここでいう「如法書写 妙法蓮華経」とは、一定の規則にしたがって法華経一部を書き写して経筒の中に納めることです。納められていたであろう経本は残されていませんが、おそらく両羽神社境内に経塚が造られていて、そこに埋納されていたものと考えられます。
経塚は末法思想(まっぽうしそう)が広まった12世紀ごろさかんに造られましたが、その後も各地で造られており、市内御牧原にある四ツ京塚・親経塚なども経塚であると考えられています。
この経筒は文安2年(1445)と室町時代後期の製作ですが、鎌倉時代のものに似た大型の円柱状で、保存状態も大変良好です。

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所有者 両羽神社

所在地 東御市下之城宮屋敷169-1

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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