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両羽神社太刀

 


両羽神社太刀(もろはじんじゃたち)

市有形文化財・金工品

平成17年12月1日指定

昭和54年(1979)3月に行われた明治大学の渡辺隆喜教授(当時)による両羽神社調査の際、本殿の中から刀が発見されました。刀剣類の登録を行い、研ぎが仕上がってから、宮入法廣氏(長野県無形文化財保持者)や日本美術刀剣保存協会・刀剣博物館事業部長兼調査課長の田野辺道弘氏(当時)の鑑定を受けました。その結果、この太刀は南北朝時代を下らない時期に製作された古刀であり、火災にあった痕跡が認められるということでした。
昭和54年(1979)の登録証によると、「種類 太刀、長さ 73.1㎝、反り 1.4㎝、目釘穴 二か所、銘 光弘作□(一字不明)」とあります。光弘と名乗る刀工は、鎌倉時代の仁治年間(1240~1243)ころや、南北朝時代の貞治・永和年間(1362~1379)ころにその名があるものの、刀工の場合は名跡の継承があったことから、銘だけで製作時期をはっきりと断定することはできません。銘字の書風と、刀の姿態・茎の形状などから製作時期が推定されました。

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所有者 両羽神社

所在地 東御市下之城宮屋敷169-1

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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