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大石沢の目鏡橋

 

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大石沢の目鏡橋(おおいしざわのめがねばし)

市有形文化財・建造物

平成10年2月26日指定

明治11年(1878)、明治天皇ご巡幸(じゅんこう)に際し、旧北国街道の道路・橋梁の改良が行われ、大石沢橋も長さ4間半(約8.1m)・幅2間(約3.6m)の板橋に架け替えられました。しかしその橋は、川岸の土手を斜めに下り、流れの上を短い板橋で渡り、再び土手を上って国道に出る、という橋であり、人はもとより人力車・馬車・荷車などの通行は大変危険でした。
そこで、地元の有志の人たちの発願により、路面の高さまで石を積み上げて、いわゆる目鏡橋(めがねばし)をつくり、人馬の災難をなくし、交通の不便を除こうと、当時としては画期的な、しかも、困難な運動が始められました。この大工事の経費は、善意の寄付金にたよることになり、 明治13年(1880)から明治16年(1883)まで、地元はもとより、郡内・上田・佐久・南信をはじめ、東京・高崎にまでおよぶ広範囲の寄付金募金運動が行われ、何千人という人たちから寄付が寄せられました。その額は最低8厘から最高600円でした。(明治10年の米一石は 3円36銭)
工事は、明治13年3月から始められましたが、工事中の明治14年2月に、高く積み上げた石積みの一部が崩壊するという事故がありました。それでも関係者の努力により、明治14年6月23日に橋は完成しました。なお、一部崩壊という事故のため、財源が不足しました。そこで、県の許可を得て橋賃を徴収し、財源を補うようにしました。現在も、その当時の橋が、ほとんどそのままに残されています。

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所有者 東御市

所在地 東御市滋野片羽~赤岩間

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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