旧和学校校舎
旧和学校校舎(きゅうかのうがっこうこうしゃ)
長野県宝・建造物
昭和54年3月22日指定
旧和学校校舎は、明治12年(1879)に建てられました。県内では佐久の中込学校と松本の開智学校に次いで古く、上田・小県地方では最古の学校建築です。
この校舎は、和村民の熱意あふれる教育愛によって建てられました。心は日本人らしく、知識は西洋の文化をという「和魂洋才」(わこんようさい)型の人間を育てることを目的とし、西洋風と日本風の両方を建築に取り入れました。屋根は瓦ぶき入母屋という寺や神社に多く見られる造りで、軒先の鬼瓦にも特色があり(竜虎孔子孟子)、内部はアーチ型の入口や板張床、椅子式の洋風造りです。
全体が堂々として大きく、使われている材木などの太いこと、目を見はるものがあります。 校舎が建てられてからは「和教育」(かのうきょういく)の中心として、その名は全県にまで広まりました。
昭和39年(1964)を最後に学校校舎としての役目を終えた後「和学校記念館」として 郷土資料の展示活用を進めてきましたが、昭和54年(1979)長野県宝に指定されてからは、 資料をより充実させて、教育資料・民俗資料などの展示もされています。
木造二階建
一階 正面27.27m
奥行10.9m
二階 正面23.63m
奥行7.27m
延面積=469.42㎡
所有者 東御市
所在地 東御市海善寺1244-1
文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp
更新日:2023年3月31日