1. トップページ>
  2. 市民向け情報>
  3. 教育・文化・スポーツ>
  4. 文化財>
  5. 祢津城山

祢津城山

 

img20220621_18333215

祢津城山(ねつじょうやま)

市史跡

昭和49年2月5日指定

祢津城山は、この山の東側山麓の宮ノ入地積に館を構え、中世、この地方一帯に勢力をもっていた豪族祢津氏の山城です。「上の城」と「下の城」とからできていて、その中間に「戌亥の馬場跡(いぬいのばばあと)」があります。普通、土地の人たちは、三角錐状の「下の城」を城山と呼んでいて、ここが本城と考えられます。
本城の頂上は南北約60m、東西約20mの平坦地となっており、周りには土塁が築かれており、この本郭内には井戸跡があったと伝えられています。東南側と西側は急斜面となっていて、そこには帯曲輪(本曲輪の回りに造られた帯状の削平地)がつくられています。また、本城の北側は尾根続きで「上の城」に通じていますが、その尾根を断ち切って2条(本)の堀切があり、山裾まで掘り下げる竪堀となっています。その空堀の北方には用水を引いた池跡や堰跡も残されています。なお、「戌亥の馬場」というのは、江戸時代の祢津陣屋から戌亥(北西)の方角にあった馬の調教場からの呼び名であると言われています。
頂上からの眺めはすばらしく、上田・小県地方はもちろんのこと、遠く佐久地方や更埴地方までも遠望されます。城跡は雑木林に覆われていたためか、一部分に崩壊はありますが、殆ど完全な形で残されており、中世の上田・小県地方における山城の性格を知る上で貴重なものと言えます。

img20220621_18343847

img20220621_18350632

所有者 個人 

所在地 東御市祢津3020-2他

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

▲このページの先頭へ