児玉山古墳群
児玉山古墳群(こだまやまこふんぐん)
市史跡
昭和47年3月20日指定
東上田区北側にある児玉山の南東側傾斜地には、7基の小円墳からなる古墳群があります。開口していない4号墳と破壊が著しい7号墳を除くと、いずれも南東側に開口した横穴式石室を持ち、玄室の平面形は胴張り長方形で、古墳全体としては、あまり大きくありません。
側壁は自然石や割り石の平積みで、持ち送り技法をとるものが多く、傾斜地に築かれていることと、地質的に崩れやすい礫混じりの土砂であるために、羨道(せんどう)が良く残っているものは4号墳と5号墳以外になく、玄室(げんしつ)も一部崩れかかっているものがあります。
発掘調査は実施されていませんので、出土遺物も全くなく詳しいことはわかりませんが、7世紀中頃の群集墳(ぐんしゅうふん)と思われます。小型の古墳ですが地形を上手に利用しており、また小範囲に数多く築かれていることは非常に貴重です。
所有者 個人
所在地 東御市和・東上田
文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp
更新日:2023年3月31日