国登録有形文化財 児玉家住宅
児玉家住宅(こだまけじゅうたく)
所在地 | 東御市和7785番地 |
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所有者 | 児玉 一彦 |
指定 | 平成12年10月11日(国登録) |
児玉家住宅は、松代・祢津往還道に面し、建物と庭園の工事は明治26年に着手、同43年に完成式を行ったもので、畑や竹林を含めた敷地は二千坪、宅地九百坪と十二棟からなる大きな住宅です。
養蚕型民家の主屋は、間口約24m、奥行約11m。総二階建ての左側が切妻造、右側が二階を出梁でせり出すベランダ状形式とに分かれるのが大きな特徴で、一棟に混在するのは他に例が少ない。座敷に通じる廊下は一枚の長い板を並べ、座敷の細やかな細工なども見事な住宅です。
土蔵は二階建、外壁の腰が平石を用いた海鼠壁(なまこ)で、隙間なく積み上げられた石垣の上に建ち、土壁と合せて城郭のような雰囲気がありま す。表門は切妻造、桟瓦葺、扉の鏡板は一枚のケヤキで、重厚な外観を呈しています。このほか、蚕室や馬屋、味噌部屋、乾燥室、長屋、西門、北塀などもあり ます。
この住宅は児玉彦助氏(大正11年没)が明治26年(1893年)に隠居分家のため建てたものです。
文化財へのアクセス
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更新日:2022年11月10日