無形民俗文化財 宮入法廣

無形民俗文化財 宮入法廣

所在地:長野県東御市八重原
指定:平成8年7月25日(旧北御牧村指定)

宮入法廣氏

宮入法廣氏は、昭和31年(1956年)、刀匠宮入清宗氏の長男として長野県坂城町に生まれました。人間国宝の故宮入行平氏は清宗氏の兄であり、法廣氏にとっては伯父にあたります。
法廣氏は昭和53年(1978年)、國學院大學文学部を卒業後、石川県松任市(現:白山市)在住の人間国宝隅谷正峯氏に師事し、5年間の修行を経て昭和58年(1983年)に独立し、平成7年(1995年)まで坂城町において父清宗氏とともに作刀に専念しました。平成8年(1996年)に旧北御牧村八重原に鍛刀道場を構えて現在に至っています。

昭和58年(1983年)の「新作名刀展」(コンクール)に初出品後、特別賞8回・優秀賞4回・「新作小品展」特別賞6回・優秀賞5回をそれぞれ受賞しました。平成7年(1995年)12月には、39歳という最年少で新作名刀無鑑査の認定を受けるとともに、旧北御牧村無形文化財に指定されました。
作風は、師伝の備前伝を得意としています。備前伝とは、備前長船(現:岡山県瀬戸内市)を中心として栄えた刀鍛冶の作風で、優美な刀の形と刃紋の華やかさが大きな特色であります。郷土の名工山浦真雄・清麿兄弟も、最初は備前伝を学んでいます。
また、正倉院に伝わる刀子(とうす)の復元を手がけ、独特の作風を展開しています。刀子とは奈良時代の小刀で、外装にさまざまな意匠をほどこし、貴族の間では御護りとして用いられていたものです。

平成14年(2002年)から16年(2004年)にかけて、高円宮憲仁親王殿下の三女王様の御護短刀を謹作、高円宮憲仁親王妃久子様に刀子を献上しています。
また、平成15年(2003年)には横綱朝青龍関の土俵入り太刀を製作、平成17年(2004年)には伊勢神宮式年遷宮式御神宝の直刀製作を拝命しています。
なお、平成16年(2004年)東御市発足に伴い、東御市無形民俗文化財に指定されました。

作品例

刀子1

 

刀子2

 白牙把紫牙撥鏤鞘金荘刀子

(はくげづかしげばちるざやきんそうとうす)

 

水牛角把紅牙撥鏤鞘金荘刀子

(すいぎゅうづのつかこうげばちるざやきんそうとうす)

関連リンク

日本職人名工会ホームページ宮入法廣刀匠の紹介

 

お問い合わせ先
教育委員会事務局教育課文化財係
電話:0268-64-5879
メール:kyouiku@city.tomi.nagano.jp