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2016年企画展 「山への讃歌」展

山の日制定、日本山岳画協会80周年記念

「山への讃歌」展 2016年7月16日(土)~8月28日(日)

《白馬神苑》 個人蔵
《白馬神苑》 個人蔵

 日本人にとって、山は長い間狩猟や信仰の対象であった。現在のようなレジャーやスポーツとしての近代登山は、1888年(明治21)ウォルター・ウェストンの来日が幕開けとされている。
 丸山晩霞は、盟友吉田博と連れ立って、1898年(明治31)、まだ未開の秘境であった日本アルプス(現在の北アルプス)に、約2ヶ月間にわたる「日本アルプス写生旅行」を敢行した。これはおそらく、北アルプスに写生を目的で入山した日本で初めてのことであろう。
 この当時、白黒写真でしか見ることができなかった山岳風景を、丸山晩霞はみずみずしい水彩画で描いて人々にその魅力を紹介したのである。
 1905年(明治38)に創立された山岳会(現日本山岳会)にも入会、小島烏水ら登山家とも親交を結び、絵画や紀行文を通じて山岳文化の普及に貢献するなど、山岳画家の草分けであり、ヨーロッパアルプスでの体験をもとに、スキーの指南書なども執筆しているのは興味深いことである。
 生涯を通じ山岳と高山植物をモチーフとした多くの水彩画を描き、1936年(昭和11)には吉田博、足立源一郎、中村清太郎、茨木猪之吉らと「日本山岳画協会」を創立し、多くの後進に影響を与えた。

 本年は「山の日」が制定されるとともに、日本山岳画協会の創立80周年にあたる。本展では丸山晩霞の山岳風景画はもちろん、日本山岳画協会現会員の「信州の山」を描いた作品、さらに浅間連山に生息する高山蝶を、山岳写真家・田淵行男が描いた細密画で展示する。
 また名曲「雪山讃歌」とヨーデルのコンサート、描かれた高山植物や高山蝶を湯の丸高原で探しながら、自然を体感できるワークショップなども多数開催する。

 作品の魅力はもちろん、当館から至近の湯の丸高原へも足を運び、五感と身体全体で山の魅力を味わっていただきたい。

特別展示 田淵行男高山蝶細密画

浅間連山に生息する種を中心に

田淵行男《ヒメギフチョウ》
田淵行男《ヒメギフチョウ》

 日本を代表する昆虫生態研究家で自然写真家の田淵行男。カラーフイルムのない時代、本物の美しさを持ったチョウの図鑑を作りたい、との想いから描き始められたチョウの細密画から、浅間連山に生息する高山蝶を中心に22種を展示。

夏休み! 体験型ワークショップや山の音楽コンサートが満載!

 本展の会期中には、山を体感できる体験型ワークショップが数多く開催されます。また、名曲「雪山讃歌」やヨーデルのコンサートも。軽快で陽気な音楽はまさに「山楽」ですよ。
 詳細はイベントスケジュールの一覧(pdfファイル)をご覧ください。

「山への讃歌」展イベント一覧(PDF 138.7KB)

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