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二子塚古墳

 

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二子塚古墳(ふたごづかこふん)

市史跡

昭和53年2月28日指定

二子塚古墳は千曲川右岸の第一河岸段丘端部に造られ、南側は段丘崖、東側は浅間田川の浸食谷となっています。昭和53年(1978)に、墳丘際までほ場整備事業が計画されたため、周湟確認と石室清掃の調査が行われました。その結果、15m×13m位の楕円形で、高さが約3m、横穴式石室を持ち周湟のない円墳であることがわかりました。墳丘上や周辺からは、多数の埴輪片が発見されたため、古墳を築いたときは各種の埴輪が墳丘を巡っていたと考えられます。
内部は、玄室(げんしつ)と羨道(せんどう)の境がない無袖型(むそでがた)横穴式石室で、南西に向けて開口しています。この中からは、土師器(はじき)・須恵器(すえき)の他、勾玉(まがたま)・管玉(くだたま)・棺飾り(ひつぎかざり)金具片などの装飾品が多く出土しています。一部盗掘されていたとはいうものの、多数の貴重な遺物が発掘されました。これら多くの出土遺物から推測すると、6世紀後半から7世紀はじめに築かれた古墳と考えられます。
ほぼ完全な形で出土した朝顔形円筒埴輪(あさがおがたえんとうはにわ)をはじめ、人物埴輪・動物埴輪・器材埴輪等さまざまな種類の埴輪が発見されており、長野県内でも研究資料として注目されています。
また、昭和53年(1978)には皇太子殿下と御子息(現・上皇陛下、天皇陛下)が発掘調査をご視察され、一部発掘作業もされました。

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所有者 個人

所在地 東御市海善寺346

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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