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金井の火まつり

 

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金井の火まつり(かないのひまつり)

市無形民俗文化財

昭和44年3月27日指定

金井区は古くは所沢川沿いにありましたが、寛保2年(1742)「戌の満水」(いぬのまんすい)と呼ばれる災害で激甚な被害をこうむり、幸いにして生き残った人達は、所沢川より約500m東にあたる今の地に集落を移しました。
火まつりの行われる場所は、金井集落を北へ登りつめた石尊大権現(せきそんだいごんげん)の碑(寛政9年建立) の前の辻で行われてきました。(平成10年から高速道南に変更)毎年7月27日が恒例の祭日で、この日は石尊様の本山である相模の国(神奈川県)の大山石尊大権現の山開きに当たることから「石尊様の火まつり」とも呼ばれています。
祭りに参加するのは、金井区の10歳から15歳の男児に限られており、その1カ月程前から、高さ12m位の松の木を3本立て、その先端を縛り三角錐状の塔を作ります。この塔の中に、金井区の家々で出した麦ワラや稲のワラを堅くつめ込み、その周囲へは、トゲのあるアカシヤなどの太い枝を立てかけます。日没と共に108個の松明(たいまつ)を順に点火し石尊の辻までつなぎます。その後、塔に火を点じようとする若者のかざす火、それを阻もうとする少年達との攻防に火花が散りますが、やがて塔に火がつけられ、1時間余後には塔の火は燃え尽き、炎の祭りは終わります。
もとは雨乞いや虫送りの民俗行事の火まつりがあったが、水害の被害者追悼の祈願が重複した夏の火まつりであろうと言われています。

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所有者 金井区

所在地 東御市鞍掛・金井地区

署名

文化・スポーツ振興課文化振興係(文化財)
電話:0268-75-2717 | ファクシミリ:0268-63-5431
メール:bunka-sports@city.tomi.nagano.jp

  更新日:2023年3月31日

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